あらすじ

婚約破棄された染め手リーゼロッテ、今度は自分の名の工房で王家の婚礼布を染めます――手柄を横取りした人たちは、雨と日と水に、順番に色を剥がされていきます。 「青い手の女など要らない」と侯爵家を追われ、御前染めで暁染めの作者と認められたリーゼロッテ。茜の領主ユリウスの求婚に「ハーゼルへまいります」と答えた十日後、王室衣装局から発注書が届く。第二王女の婚礼布、暁染め四十八反を百日で。ひとりで染めれば二百日を超える量だ。 彼女は茜掘りの女たちを雇い、字の読めない半数のために刻み目の「絵札」を描く。ところが王都では、元婚約者セドリックが顧問に収まった組合が、工程を省いた偽の暁染めを半値で売り出していた。灰の買い占め、染め手の引き抜き、金貨五百枚の「名を貸せ」。 リーゼロッテが応じるのは、手順を一枚ずつ書き足すことだけ。 工房の場所も、甕の並びも、婚約の届けを出す日も。ユリウスは必ず尋ね、決めるのはリーゼロッテだ。 ※短編『「青い手の女など要らない」と婚約破棄されたので~』の連載版です。短編未読でも第1話から読めます。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品【連載版】「青い手の女など要らない」と婚約破棄されたので、御前染めでは新しい婚約者様ご自身の手で夜明け色をお出しください