あらすじ

「最後に、言い残すことは」 処刑人が私の手を取った瞬間、頭の中に声が響いた。 ――絶対に死なせない。 聖女殺害の冤罪で婚約を破棄され、処刑台に立った侯爵令嬢ミラ。 その場で前世を思い出した彼女は、自分が小説の序盤で死ぬ悪役令嬢だと気づく。 けれど、彼女を斬るはずの寡黙な処刑人カイは、心の中で必死に救命を願っていた。 素肌が触れた相手の、今、強く考えている言葉だけが聞こえる。 口にできない秘密。過去の親切。うまく言えない好意。 怖い顔の彼は、なぜ蜂蜜を二匙入れ、彼女の歩幅で歩くのだろう。 救われるだけでは、終わらない。 証拠の取り違えを見抜き、自分で無実を証明し、元婚約者への復縁も断るミラ。 だが、死んだはずの聖女が目を開け、彼女を犯人だと怯えた――。 「心の声が聞こえなくても、あなたに会いたい」 処刑台で始まった二人の関係は、やがて、本人の声で選ぶ恋へ。 冤罪の逆転、寡黙なのに本音が忙しい一途な男性、成人同士の一対一の恋愛。 全十六話、名誉回復と結婚まで描く完結作。ハッピーエンド。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品処刑される悪役令嬢に転生しましたが、処刑人の心の声が「絶対に死なせない」で埋まっています