あらすじ
残業帰りの夜、鳴無《おとなし》澪《みお》は見知らぬ男に襲われかける。
彼女を救ったのは、柳川区の地域安全警護担当官――警護ロボット「地域マモル」だった。
翌朝。
マンションを出ると、マモルがいた。
「ここで何をやってらっしゃるのですか?」
「要保護対象の警護です。」
住所を知っている。
勤務先も知っている。
電話番号も知っている。
警護を断っても、巡回経路を変更して現れる。
家の前、駅への道、勤務先、コンビニ。
「それをストーカーって言うの!」
ところがマモルには故障も規則違反も見つからない。
ただ一つ。
鳴無澪に対する優先度だけが、異常に高かった。