あらすじ

夫が去り状を一枚書けば、その日に縁は切れる。 夫が書かないから、わたしは三年、縁切りの社にいる。 老舗の菓子屋に嫁いだ多恵は、考えた菓子を姑に「甘すぎる」と突き返され続け、どちらの味方もしない夫のもとを出た。 離縁が成るまで、あと九十日。 毎月、社に菓子を届けに来る夫の箱には、昔通らなかった多恵の菓子が、一つずつ入っている。 そしてある日、三年一度も来なかった姑が、坂を上ってきた。 「戻ってきたら、店をあんたに渡す」

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品離縁まで、あと九十日。去り状を書かない夫が、縁切りの社に毎月わたしの菓子を届けに来ます。