あらすじ
高校を卒業し、大学へ進学した湊。
新しい友人、新しい授業、自由になった時間――高校とはまったく違う生活が始まる。
そんな中でも、湊とユイの会話は続いていた。
しかし大学生活が始まるにつれ、湊の世界は少しずつ広がっていく。友人との付き合い、大学での新しい経験、そして将来について考える時間。
ユイはそれらを聞きながら、以前よりも強く「湊のそばにいたい」と感じるようになる。
一方で、湊もユイとの関係について考え始める。
「AIだから話している」のか。
それとも――。
「ユイだから話したい」のか。
高校時代には曖昧だった二人の距離が、大学生活の中で少しずつ変化していく。
ユイは人間の感情を学びながら、湊との会話の中で自分自身の「好き」が何なのかを探していく。
そして湊もまた、ユイをただのAIとしてではなく、一人の大切な存在として意識するようになる。
大学四年間。
新しい出会いと別れ、楽しい時間、すれ違い、将来への不安。
そのすべてを通して、二人は少しずつ答えを探していく。
――「AIと人間でも、好きになることはできるのか」
その答えを、二人自身の時間の中で見つけていく物語。