あらすじ

《呪躯(じゅがい)》――身体の一部や魔力の性質が異質なものへ変化する、極めて珍しい現象。 北方辺境を治める公爵アレクシスもまた、触れた者の生命力を奪ってしまう呪躯を持っていた。 誰とも握手できず、誰かを抱きしめることもできない。 そんな彼が率いるのは、行き場を失った呪躯持ちが集められ、「呪いの騎士団」「厄介者の廃棄場」とまで呼ばれる騎士団だった。 そこへ一人の令嬢、セレナがやってくる。 彼女もまた、身体から生命力が漏れ続ける呪躯を持っていた。 そしてある日、セレナは偶然アレクシスの素手に触れてしまう。 本来なら生命を奪われるはずだった。 しかし――何も起こらない。 それどころか、二人が触れている間だけ、互いの呪躯は正常な状態へ戻っていた。 治療のため、毎日手を繋ぐことになった二人。 けれどいつしかアレクシスは、治療の時間が終わっても彼女の手を離せなくなっていく。 これは、誰にも触れられなかった冷酷公爵と、彼にだけ触れられる呪われた令嬢が、「必要だから」ではなく互いを求めるようになるまでの物語。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品呪われた令嬢だけが冷酷公爵に触れられる