あらすじ
俺、小山高吉は十三年間勤めたガードナースポーツ最大手――サツキネクサスをクビになった。
理由は会社のコスト削減。
……たぶん、それだけじゃない。
最後に担当していたのは、世界ランク5位のプレイヤー・鳳来桜華。
彼女の機体を誰よりも理解していた俺は、退職後も次の仕事を探しながら、趣味でガードナーの配信を始めることにした。
そこで偶然見つけた一機の古いガードナーの動画。
動きを見ただけで分かった。
――この機体、二重入力が起きている。
ただの整備士による動画解説。
そう思っていた。
ところが翌日、無名のガードナーチームから連絡が来た。
「ガードナーを見てもらえないか?」
俺に声をかけたのは、設備も資金もない地方の弱小チーム、アークライトホライズン。
俺は整備士として雇われ、やがてプレイヤーとしてもチームに加わることになる。
古い機体。
少ない人員。
まともなスポンサーすらいない。
それでも俺たちは、ガードナースポーツの舞台へ挑む。
――だが。
それだけでは終わらなかった。
クビになったおじさんの整備士が、無名チームの仲間たちとともに駆け上がっていく物語です。