あらすじ

別れた恋人と同じマンションに引っ越してしまった。彼女は四階、私は七階。エレベーターで交わしたのは、二年と九ヶ月の交際を総括するには、あまりに短い会話だった。 運命や占いを信じる彼女は、「せっかく同じマンションなんだし」とお茶に誘ってくる。私は断る理由がないからと応じ、昔と変わらない笑顔に、聞かずに済ませた言葉を思い出す。 一緒に帰る道。似た部屋番号。偶然出会った買い物先。もう一度近づいていくほど、以前は見えなかった別れの理由が、具体的になっていく。 また会えたことを、ただの懐かしさで終わらせたくない。けれど、彼女の気持ちを自分の中だけで決めるのは、もうやめたい。 名前のない二人が、すれ違った日々の先で、これからの暮らしを選び直す。全八話の恋愛小説。

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カクヨム
カクヨム2026/10/05
  • 現在の作品元恋人は四階、私は七階