あらすじ

失恋して、有給を消化するために来た沖縄のリゾートホテル。隣の部屋は新婚スイートで、泊まっているのは一人だった。 桐生美月(二十九)。式の当日、新郎は会場に来なかった。新婚旅行はキャンセル料が全額だったから、一人で来た。 「新婚プランのディナーは二名分なんです。一人で食べると、支配人が気を使うから」 俺、真壁慎吾(二十九)は、その夜だけ新郎役で向かいの席に座った。 ディナーのあと、彼女は言った。 「初夜を、あの人に捨てられたまま終わらせたくない。自分で捨てさせて。名前も知らない、隣の部屋の人がいい」 「名前は、真壁慎吾です。捨てるんじゃなくて、俺が貰っていいなら」 新婚旅行は七日間。新郎役は、七日間。 帰ってから、役を続けるかどうかは、二人とも決めていなかった。 ※性行為の直接描写はありません。行為中の会話と事後の情景で描きます。

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カクヨム
カクヨム2026/10/05
  • 現在の作品式の当日に逃げられた花嫁と、新婚旅行の七日間を「新郎役」で過ごすことになった。 ~隣の部屋の俺に、彼女は「初夜を、自分で捨てさせて」と言った~