あらすじ

「イリス・ラヴェル。今夜をもって、君との婚約を破棄する」 二十年ぶりに隣国の使節団を迎えた宴の真ん中で、王太子殿下はそうおっしゃいました。お隣には、わたくしの義妹。 使節の皆さまにお伝えしようとしたわたくしに、殿下は続けます。 「君の声など聞きたくない。今夜はもう一言もしゃべるな」 一言も、でございますね、と確かめましたら、「一言もだ」と。 この夜のために、六年かけて磨いてきた言葉でしたけれど。 承知いたしました。では、一言も。

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小説を読もう2026/10/06
  • 現在の作品婚約者に「君の声など聞きたくない」と言われたので、ただ一人の通訳は一言もしゃべりません