あらすじ
「嫌いになったわけじゃない。でも、お前との毎日は退屈なんだ」
六年付き合い、三年一緒に暮らした恋人に、そう告げられた小宮山澪。
もっと刺激のある生活を望む彼に別れを告げられ、澪は部屋を出た。
一人の暮らしに慣れようとするなか、社内試食会をきっかけに、商品開発の片桐亮介と話すようになる。
「私は何でも」
「俺はラーメン食べたいです。でも、小宮山さんが食べたいものも聞いてます」
そんなやり取りを重ね、少しずつ自分の希望を口にできるようになった頃。
別れて三か月後、元彼から連絡が届いた。
「澪。戻ってきてほしい」
一緒にいた頃は、私も楽しかった。
だからって、戻りたいとは思わない。
退屈だと捨てられた日常と、その先で始まる新しい恋の話。