あらすじ

宇宙では、不幸はとっくの昔に解決された問題だった。 ただ地球だけが、三匹の猫によって隠されていた。 ある日、地球を見つけた異星人が、救済を届けにやってくる。 病気も、老いも、飢えもなくなる。 死んだ人にも、また会える。 楽園へ通じる扉は、誰の前にも開かれる。 罠ではない。善意は本物だった。 人類は、圧倒的に救われた。 けれど、それでも行かない人がいる。 いつものパチンコ屋から離れたくない男。 自分を傷つけた連中が、先に幸せになることを許せない人。 もう誰も眠っていない墓を、最後まで掃除する老人。 救済の使者は、そんな人々のもとを訪ね、話を聞き、ときには一緒にパチンコを打つ。 楽園に行く前に、片づけることがある。 それが本人にも分からないから、話は少し長くなる。 途方もない救済と、すぐには救われきれない人々を描く、SFブラックユーモア。

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エブリスタ
エブリスタ2026/10/05
  • 現在の作品猫が隠した星 〜楽園に行く前に、片付けることがある人たち〜