あらすじ
とあるお屋敷の敷地内に幽閉されている少女×ドロボウ――?
出会った少女には、名前がありませんでした。
=詳細なあらすじ=
ある山間の村に住む主人公の真波 耀(マナミ ヨウ)は、中三の夏祭りの夜、幼馴染の優也(ユウヤ)&凛也(リンヤ)から肝試しに誘われ、由緒ある名家・東堂家の屋敷を目指す。
なんでも、満月の夜になると、その敷地内にある〝離れ〟の二階窓に、美しい少女の幽霊が出るという。
しかし潜入に失敗して、目的地に辿り着けたのは耀ただ一人。物陰で様子を窺っていると出てきたのは幽霊ではなく、自分と同じ年端の生きた少女だった。
窓越しに対面を果たし泥棒扱いされた耀は、大事にされては困ると焦ったものの、少女側から『わたしのことは誰にも言わないで』『わたしには名前がないから好きに呼んでいいよ』などと、奇妙な申し出をされて面食らう。
仕方なく〝月(ツキ)〟という仮名をつけ、二人はなんだかんだで窓越しに交友を深めていくことになるのだが、彼女の存在には重い秘密が隠されていて……――。