あらすじ
貧しい家に生まれた誠太郎は、雨の路地裏で震えていた一匹の捨て猫を拾う。両親に反対されながらも、彼はその猫を深く愛し、猫もまた誠太郎に強い絆を抱くようになる。
しかしある夜、猫は誠太郎の両親によって密かに殺されてしまう。真実を告げれば彼を苦しめると悟った猫は、化け猫として蘇る。
誠太郎が想いを寄せていたのは、華族令嬢の麗華。だが彼女は心の奥で彼を平民として見下していた。一方、化け猫は昼だけ人間の女学生・鈴子に化け、夜は猫に戻る存在として誠太郎の傍にいる。彼の幸せを願い、麗華との縁を取り戻そうと奔走するが、誠太郎は鈴子こそが大切だと告げる。