あらすじ
五年前、街の外にある森に巨大な黒い鏡が現れた。
夜になると、その鏡から「ビモール」と呼ばれる恐ろしい怪物たちが現れ、人々を襲い始めた。
街は鋼鉄の門で閉ざされ、怪物から人々を守るため「夜衛隊」が結成された。
そんなある夜、アドリアンは目の前で家族を失う。
翌日、傷も癒えていないまま、彼は夜衛隊に入隊した。
強かったからではない。
ただ、もう二度と、大切な人を失う前で無力に立ち尽くしたくなかった。
しかし、ある戦いの中で、彼の身体に眠っていた謎の黒い力が目を覚ます。
その力は人間の限界を遥かに超えた強さを与える一方、怒りが増すほど制御することが難しくなっていく。
やがてアドリアンは、ビモールも黒い鏡も、世界に隠された巨大な秘密の一部にすぎないことを知る。
未知の王国、異なる種族、古代から受け継がれる力。
そして、そのすべてに関わっていると思われる謎の存在――エルダー。
戦いが激しくなるほど、アドリアンは多くのものを失っていく。
それでも彼は、大切な人たちを守るために前へ進む。
だが、彼が手にした黒い力は、やがて彼自身の運命だけでなく、世界そのものを変えていくことになる。