あらすじ

とある匿名掲示板に立てられた、一つのスレッド。

スレッド名は――

『伝書鳩の会』

そこには、古びたホームページへと繋がるURLが貼られていた。

「見るだけなら何も起きない」

そんな書き込みに釣られ、何人もの利用者がサイトを訪れる。

白い背景。
一羽の鳩。
そして、たった一つの問い。

『あなたは、誰かの言葉を届けることができますか?』

サイトを見るだけなら、何も起こらない。

だが――

“入会”してしまった者には、やがて奇妙な「配達依頼」が届くという。

知らない住所。

意味の分からない一文。

決して会ったことのない受取人。

最初は、ただ言葉を届けるだけだった。

しかし配達を重ねるたび、依頼は少しずつ異常になっていく。

そしてある日、届いた次の配達先は――

自分自身の住所だった。

『伝書鳩の会』とは何なのか。

誰が言葉を送っているのか。

そして、“鳩”と呼ばれる会員たちは、いったい何を届けさせられているのか。

これは、匿名掲示板に残された書き込み、メール、記録、証言をもとに再構成された物語。

もしあなたが、

「伝書鳩の会」

という名前のサイトを見つけても――

見るだけにしてください。

決して、入会してはいけません。

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アルファポリス
アルファポリス2026/10/05
  • 現在の作品【完結】伝書鳩