あらすじ
難解な小説は、わかりやすく直せばいいのか?
たぶん、違う。
AIに原稿を読ませると、ときどき「説明を足しましょう」と言われる。
だが、説明を足せば足すほど、小説から余白や謎や発見の喜びが消えてしまうことがある。
では、「難解」と「説明不足」をどう見分けるのか。
長編小説『ジジイ〜再生〜』をAIと推敲している最中、その問題を解くために二匹の奇妙な編集者が生まれた。
🐟ポアソン。
「理解できるか」ではなく、理解へ到達できる道が本文に存在するかを調べる魚。
🐛ガロア虫。
読者が自力で渡れる場所に架けてしまった、余計な説明という橋を食べる虫。
難解さは殺さない。
しかし、説明不足は見逃さない。
そして、説明しすぎて読者から「発見」を奪わない。
AIに小説を書かせるためではなく、
作者が自分の小説を守るためにAIを使う。
実際の創作から偶然生まれた二つのAI編集プロンプトを、誕生の記録と実例とともに公開する創作論。