あらすじ
魔法が支配する世界の片隅、聖王国のスラムで、魔力を持たない少年カイは、人を信じず、息を潜めるように生きていた。
ある日、ゴミ捨て場で拾った古い自称魔道具が語りかけてくる。魔力がないからこそ、その声を聞くことができるのだという。千年前の戦争で使われた
「旧機械文明圏」の遺物、AIのゼロだった。
ゼロと出会ったカイは、魔法では説明のつかない力を手にする。それは教会に「災いを呼ぶもの」と呼ばれる力だった。聖騎士に追われ、やむを得ず人の命を奪った少年は、スラムを後にする。
魔法の世界に属せない少年が、自分の生き方を自分で決めるために、旅に出る。