あらすじ
機械科に入学して半年。
旋盤実習を繰り返す高校生の俺は、金属を削って、測って、また削る毎日に退屈していた。
そんなある日、幼い頃に聞いた祖父の言葉を思い出す。
「機械っていうのはな、人間ができないことを手伝ってくれるんだ」
祖父が残した古い旋盤。
そこから始まった、一つの「ものづくり」。
失敗して、削りすぎて、何度もやり直して――。
やがて俺は気づいていく。
機械は、決められた動きしかできない。
けれど人間は、何度でも自分自身を作り直せる。
これは、一人の高校生が「機械」と向き合いながら、自分の未来を見つけていく物語。