あらすじ
極貧スラム街『灰の底』で生きる少年・ルークが授かった能力は、ゴミから役立たない成分を分けるだけの《抽出》スキルだった。戦闘能力ゼロの不遇スキルと蔑まれ、周囲からは「永遠のゴミ漁り」とバカにされ続ける日々。
しかし、ある日ルークは能力の本当の使い方に気づく。
《抽出》の本質とは、「物質や現象、さらには人の状態から『不要な概念』を取り除き、純度100%の価値を解き放つ」ことだったのだ。
腐った毒草から「毒」を抽出すれば超高純度の万能薬に。
劣化して捨てられた魔導具から「劣化・損傷」を抽出すれば伝説級の神器に。
さらには、呪われた英雄や過労で倒れた奴隷から「呪い」や「疲労」を抽出することで、彼らを極上の忠臣へと変えていく。
捨てられた資材、見捨てられた人々、そして見限られた土地——。
ゴミ山同然のスラム街を舞台に、ルークは誰も見向きもしなかった「無価値」を「最強」へと塗り替えていく。これは、最底辺の少年が不遇スキルひとつで真の世界最強国家を作り上げる成り上がり英雄譚!