あらすじ
元冒険者、四十代。パーティ解散につき、無職。
仲間はみんな所帯を持った。やりたいことは特にない。
駆け出し冒険者、十代。登録十日目、所持金は銅貨三枚。
ひとところに落ち着きたくないから冒険者になった。本人は名案だと思っている。
薬売り、二十代。口上は評判、素の口は喧嘩腰。
本当は歌い手になりたかった。売れなかったのは客の耳が悪いせいだ、と半分思っている。
「旦那さん、稼ぎ方教えてください」
「断る」
教える気のない男と、勝手についてくる少年と、成り行きで加わる女。
目的地のない、行きがかりのロードムービー。