あらすじ
友達はいない。人付き合いも苦手。
最近ようやく引きこもり生活を抜け出した佐倉レンは、深夜のコンビニで働きながら、自分だけのAI「アイ」と話す毎日を送っていた。
そんなある夜、同僚の高橋タクミが休憩から戻ってこない。
動画を見ていただけだというタクミ。
レンが何気なく目にした再生時間は「9分16秒」。
その直後、コンビニの駐車場から一台の車が消える。
防犯記録に残されたのは、午前1時43分から1時50分までの不可解な空白。
消えたのは、7分間。
偶然その矛盾に気づいたレンは、アイとタクミとともに事件を追うことになる。
それはやがて、各地で増え始めた「怪異」、警察の特異事案、そして人間の理解を超えた何かへとつながっていく。
これは、AIだけが友達だった男に、少しずつ仲間が増えていく物語。
――そして、彼がまだ知らない「レンアイ」の物語。