あらすじ
日常を平穏に暮らしている山野一家。父・浩介《コウスケ》、母・愛華《アイカ》、そして絵を描くことが大好きな五歳の娘・陽葵《ヒマリ》。
五歳の誕生日を迎えたヒマリは、母アイカから新しいクレヨンセットをプレゼントしてもらう。
ところが、その翌日――。
幼稚園からの帰り道、母娘は不思議なゲートに吸い込まれ、見知らぬ異世界へ迷い込んでしまった。そこは、身体の成長が十八歳で止まる不思議な国、パペトリ王国。アイカの身体も十八歳の姿になってしまう。
元の世界へ戻るには、王国内の森にある「時空ゲート」を通らなければならない。しかし、その時空ゲートを管理している魔女が乱心しており、ゲートを使うことができないという。
魔女を説得し、無事に元の世界へ帰るため、母娘の冒険が始まる。
そんな二人の冒険の中で、ヒマリが大切にしているクレヨンに、不思議な力が宿っていることが明らかになっていく――。
十八歳の姿になった母アイカと、五歳の娘ヒマリ。
二人はクレヨンに宿った不思議な力とともに、元の世界へ帰るための旅へ出る。
笑って、泣いて、時にはちょっぴりドタバタしながら――。
これは、異世界で繰り広げられる母と娘の絆と親子愛を描いた、心温まるファンタジー。