あらすじ
三十一歳。
長谷川誠は、数年ぶりに恋をした。
相手は、場末のスナックで働く清川凪。
よく笑って、よく喋って、自由奔放。
男遊びも隠さない。
それなのに時折、どうしようもなく放っておけない顔をする。
友人として隣にいるうちに、
いつの間にか彼女との未来を思い描くようになっていた。
けれど、凪には凪の時間があり、
ハセにはハセの時間があった。
二人とも逃げた。
二人とも待った。
そして二人とも、相手も同じ未来を見ていることを確認しなかった。
『場末へようこそ』を、長谷川誠の視点から描くAnother Story。
数年ぶりの恋は、
かすみ草の花言葉と共に始まった。