あらすじ

四人組バンド「雨音クラブ」は、解散寸前だった。 ボーカルのレンとベースのシズクは、付き合って、別れて、それ以来まともに口も利かない。 ドラムのヒロキは「もう解散でよくない?」と完全に投げ気味。 それでもギターのアキだけは、この四人で続けることを諦められずにいた。 そんなある日、レンが言う。 「俺、バンドやめるわ」 どうにもできないまま練習帰りに立ち寄った小さな神社で、アキは柄にもなく手を合わせた。 「……解散しませんように」 賽銭を投げた拍子に、ポケットのお菓子まで賽銭箱へ落ちる。 拾うのも面倒になって、「それもやるよ」とそのまま帰った。 翌日。 「昨日の菓子、もうないのか?」 知らない少女がついてきた。 名前はミョン。 どうやら音にまつわる神様らしい。 けれど、レンをバンドに戻してくれるわけでもない。 シズクと仲直りさせてくれるわけでもない。 むしろ人間の事情などお構いなしに、アキが聞きたくなかったことばかり口にする。 「願ったのはお前だろう。なら、お前がどうにかせい」 解散したくないギタリストと、音にだけやたらとうるさい妙な神様。 壊れかけたバンドが、元には戻れないまま、それでも次の音を探していく物語。

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小説を読もう2026/10/05
  • 現在の作品神様はバンド名がダサいと言った