あらすじ
モンスターたちが普通に暮らす、とある町。
モンスターギルドで薬草採取をして暮らすスケルトンには、密かに想いを寄せる相手がいた。
犬系モンスターのコボルトさん。
七日後には、ついに告白する――。
そう決意していたある日、遠出した薬草採取の帰り道で、スケルトンは疲れ果てて眠り込んでしまう。
そして翌朝。
目を覚ました彼は気づいた。
肋骨が一本、ない。
小さな傷なら自然に治る。
だが、根元から失った骨は二度と戻らない。
誰が。
なぜ。
俺の肋骨を持っていった?
こうして始まった、たった一本の肋骨を巡る捜索。
情報屋ゾンビ。
騒ぎを大きくするゴブリン。
恋愛相談を受けるサキュバス。
そして、妙に浮かれているタコ男。
少しずつ明らかになる肋骨の行方。
やがてスケルトンは知ることになる。
自分の肋骨が、とんでもない場所へ辿り着いていたことを――。
これは、
一本の肋骨と、
一つの片思いを巡る、
愛と悲しみの物語。
たぶん。