あらすじ

死者たちが暮らす世界――《冥世》。 ここでは死んだ人間も、食べて、働いて、眠って、暮らしている。 ただし、現世から自分を覚えている人が一人もいなくなれば、《第二死亡》を迎える。 そんな《第二死亡》にまつわる手続きを扱う役所で働く、地味な青年・山田太郎。 見た目は二十代。 冥世歴は、100年以上。 彼の窓口には今日も、様々な死者がやってくる。 現世での評価が下がったと怒鳴り込んでくる織田信長。 その家計を四百年以上管理し続ける森蘭丸。 そして、たった一人に覚えられていることで冥世に留まり続ける、名もなき死者たち。 有名でも、無名でも。 英雄でも、ただの誰かでも。 誰かの記憶に残っている限り、まだ“その先”には行かない。 忘れられることは、死ぬことなのか。 誰かの中に残ることは、生きることなのか。 笑って、働いて、ときどき別れて。 これは、死んだ人たちの“その後”を扱う、冥世のお役所物語。

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カクヨム
カクヨム2026/10/05
  • 現在の作品『第二死亡届』