あらすじ
※このも作者自身の実体験をもとに、人物や設定などを置き換え、物語として再構成しています
もし今、あの人に会ったら。
俺はやっぱり、最初に「ありがとうございました」と言うと思う。
かつての上司に誘われ、安定した職場を離れた佐藤。
もう一度、あの人と面白い研究ができる。
そんな期待を胸に、小さな研究ラボの扉を開いた。
待っていたのは、自腹で買う仕事用のパソコン。
何の前触れもなく任される、大きな責任。
そして、夜が明けても終わらない仕事だった。
少しずつ、当たり前になっていく理不尽。
何度も逃げ出したいと思いながら、それでも研究に夢中になった。
思い返せば、間違いなく地獄だった。
けれど、あの時間が今の自分を作った。
一人の男が、ある研究ラボで過ごした日々と、今も胸に残る感謝を振り返るヒューマンドラマ。
『OUTSIDER』外伝。
本編未読でも、この物語からお楽しみいただけます。