あらすじ
「アンタが悪役令嬢ね!」
学園で出会い頭にそう叫んできたのは、男爵家の庶子アンナだった。
王太子の婚約者である公爵令嬢リリアンヌには、まったく身に覚えのない言葉である。
この国では、自らの身分や家格を示すため、学園の制服にも特別な決まりがある。
制服の色は、単なるお洒落ではなく、身分と権威そのものを示す。
ところがアンナは、そんな貴族社会の常識を知らないまま「リリアンヌに虐められた」と騒ぎ始める。
やがて彼女は制服の色の決まりを破り、リリアンヌだけではなく、王太子にまで喧嘩を売ってきた。