あらすじ
二歳の時に亡くなった母が残した手紙には、「おばけになっても、ずっとそばにいるからね」と書かれていた。
その言葉が本当だったと証明するため、芽依は十年以上、幼馴染の隼斗を連れて心霊スポットを巡り続けている。
怖い。ものすごく怖い。
虫も怖い。
それでも、幽霊は見たい。
今回訪れたのは、山奥に残された廃ゴルフ場の管理棟。
蜘蛛の巣が髪に絡まり、ロッカーでは大きな虫に遭遇し、背中には蛾まで張り付いた。トイレでは妙な音も聞こえたが、結局カメラには何も映らない。
今回も、心霊現象は何一つ起こらなかった。
――少なくとも、芽依はそう思っている。
※本作は小説家になろうにも掲載しています。