あらすじ

信号待ちの車内で、スマホの気温表示は38度。 片瀬青葉、31歳。帰り道に店へ寄り、カートを3台いっぱいにして帰ってきた。冷凍ストッカーの蓋が、一度では閉まらない。 シャワーを浴びて出てくると、20日の休みの申請が通っていた。 その夜、市から「明日の最高気温は41度以上の見込み」と高温注意情報が届く。やがて停電が起き、スマホは48度を表示したまま、電波を失う。 停電の日、向かいの部屋の年下の男がアイスを一本持ってきた。チェーン越しに断ると、彼はアイスを置いて帰っていった。 管理側の通知を受けて地下駐車場へ避難しても、換気扇は止まり、車は増えていく。外で測った気温は56度。 戻れる場所は、16階の自分の部屋しかない。 私は瀬川と名乗った向かいの彼に、玄関の暗証番号を教えた。 浴槽には冷凍の鶏が浮かび、棚の上には、まだ開けていない箱がある。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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カクヨム
カクヨム2026/10/05
  • 現在の作品猛暑の終末、向かいの部屋の彼とこもって生き延びる