あらすじ
魔王討伐に生涯を捧げてきたガウクは、他のパーティーに先に魔王を倒されてしまい絶望する。不本意ながら実家に帰るも、『魔王を倒して勇者になる』という子どもの頃からの長年の夢が潰えた事実を2年経ってもガウクは乗り越えられなかった。無職で実家暮らしで貯金もなく生きる目的も失ったガウクは、とうとう死ぬことを決意する。精霊を呼び出して殺してもらおうとするも拒否され、代わりにシュラスという街で魔物の残党狩りの仕事に就くことを提案される。働く気は毛頭ないガウクだったが、魔物に殺してもらうことを思いつき、街へ向かう。しかしそこでは思いもよらない出会いがガウクを待ち受けていた。
ミミックを父に持つ魔法使いミマネ、四肢切断した元戦士のアンセル、引退したスナイパーのテルマ、皮肉屋で喧嘩っ早いヒーラーのイーズリー。それぞれの人生で何かを失い、何かに成りそこなった者たちの運命が交錯する。