あらすじ
魔王を討伐し、世界を救った魔術師リッタ・フェルシア。
魔術学院を設立し、後進の育成に励む穏やかな日々を送っていたある日、依頼を装って現れた謎の男・パリンドロミスに命を狙われる。
「世界を救った奴等を殺す魔法だ」
正体不明の魔法によって心臓を握り潰されるような激痛に襲われ、意識を失うリッタ。
だが、目覚めた時、彼の身体は──なぜか子供の姿になっていた。
敵は、リッタが死んだと確信して姿を消した。
好都合だ。死んだことになっているなら、正体を隠して奴等の真相に迫れる。
本来、魔術学院の学院長の立場だが、学院に編入生として日常に紛れながら敵の影を追うリッタ。
幼くなったことで失ったものは多いが、同時に、大人だった頃には気づけなかった子供特有の何かを感じ取れるようになっていた。
一見ただの子供にしか見えない彼の正体を知るのは、学院の教え子、ポアラ。ギルドの教え子、ミラージュ。近衛騎士団長で教え子のセリーヌ。
そして、幼馴染で勇者パーティの勇者だった、国王クロードと、同じく幼馴染で勇者パーティの戦士だったギルドマスターのライアンなど、ごく一部の人間だけ。
次々と起こる小さな事件を解決しながら、リッタはやがて、自分を襲った敵の正体に迫っていく。
──ただし、教え子たちに抱っこされるたび、理性が死にかける模様。
世界を救った大英雄、まさかの幼児退行コメディ×正体隠し調査ファンタジー、ばぶみたっぷりで開幕。