あらすじ
数十年前、突如として世界各地の地殻・都市部に「ダンジョン」と呼ばれる空間歪曲型異空間が出現。
現代日本において、ダンジョン内の資源(魔導水晶・古代遺物・魔物素材)の採掘および魔物の駆除は、国家資格「ライセンス」を有する「探索者(ダンジョン・バスター)」の公認職業となっていた。
現在、最も若者や大衆を熱狂させているのが、専用プラットフォーム「D-LIVE」を用いたダンジョン生配信。
Dライバー(ダンジョン配信者):命懸けの戦闘や未開エリアの探索をリアルタイムで届けるストリーマー。アイドル性・実力・トーク力が求められ、数千〜数百万人の同時接続者(同接続数)を抱えるトップライバーは社会的な影響力を持つ。
コメント欄(D-LIVEチャット): リアルタイムで流れる膨大な視聴者コメント。攻略アドバイス、草生やし(ww)、高額投げ銭(赤スパチャ)、時にはアンチや工作員によるデマ情報が入り乱れ、配信者の命運を大きく左右。
所在地: 地方都市の沿岸部に位置する、かつての大規模天然洞窟型ダンジョン。
現在の扱い:「指定危険封鎖区域(ランクA)」。
7年前の事故(白岬の悲劇): 7年前、大規模な階層崩落と強力な階層主(フロアボス)の暴走が発生。当時、天才高校生探索者が消息を絶ち、公営の管理公社によって永久封鎖(一般立ち入り禁止)措置が取られていた。
物語が始まる4月某日の深夜23時、自治体と開発ギルドの企画により「旧・白岬ダンジョン 1階層・2階層の限定メモリアル開放イベント」が開催。
コトパン(流坂琴音)たちは、チャンネル登録者数10万人達成を目指してこの限定イベント配信に乗り込み、裏で蠢く陰謀と罠によって封鎖された地下深層へと巻き込まれる。
旧・白岬ダンジョンは、地下に深く伸びる多層構造となっており、下層に進むほど魔物の危険度が増すとともに、視界や空間の歪みが激しさを増す。
【地上】 正面ゲート・警備公社駐在所
│
【1F〜2F:上層エリア】(観光・メモリアル解放区域)
│ ・比較的安全な石造りの洞窟
│ ・観光用に魔導照明が残存
│
【3F:中層・迷宮区】(通信障害多発エリア)
│ ・入り組んだ迷路構造と転移トラップ
│ ・★「視聴覚の間」(奇跡的な安全地帯・電波エリア)
│
【4F〜地下最深部:深層封鎖エリア】(ランクA危険ゾーン)
│ ・未開放の暗黒迷宮、強力な魔物と古代ゴーレム
└─★「古代コア保管庫」(7年前の真相と巨大利権が眠る場所)
本作品を支える重要システムが「魔導電波」です。ダンジョン内では高濃度の魔力(マナ)が電磁波を阻害するため、特殊な「魔導リピーター(中継器)」や配信機材が必要となります。
階層・エリア 魔導電波強度 通信・配信状況 物語上の演出・役割
1F〜2F(上層エリア) 安定(アンテナ3〜4本) 4K高画質配信可 和気あいあいとしたリスナーとの交流。
チュートリアル的な雰囲気。
コメントリアルタイム受信
3F(中層・迷宮区) 強力な阻害(アンテナ0〜1本) 画質が著しく低下 映像の遅延・コメント途絶
画面がフリーズし、リスナーが不安視
映像の遅延・コメント途絶 礼次が罠にかかり地下へ落とされる
惨劇が発生。
3F「視聴覚の間」 奇跡的安定(アンテナ4本) 高画質復旧 旧公社の魔導中継器が生きていた唯一
の安全地帯(セーフエリア)。ここで
コメント大量流入 状況把握とSNS拡散が急増。
4F〜地下最深部 完全圏外/乱波ゾーン 原則配信不可 桃(海外からのハッカー)が仕掛けた
暗号化魔導バイパスによって奇跡的に
(特殊バックアップが必要) 配信が繋がる「決死の生中継」。