あらすじ

孤児院育ちの平民リリアは、ある日突然、強大な治癒の力を持つ聖女として覚醒した。 王立学院へ編入した彼女を待っていたのは、王太子アルベルト、宰相子息セドリック、騎士団長子息ラインハルト――学院で《華の御三家》と呼ばれる、誰もが憧れる青年たち。 身分の違うリリアにも優しく接してくれる彼らに支えられながら、彼女は聖女としての日々を送っていた。 しかし魔王軍の侵攻が始まり、学生までもが戦場へ動員されるようになる。 治癒の力を求められ、王太子預かりの部隊で戦場を駆け回るリリア。 そんな彼女へ、ことあるごとに突っかかってくる男がいた。 「おい平民、下がっていろ!」 「訓練もままならない平民が、戦場をうろつくな!」 「愚図が!」 子爵家三男、ルキウス・モブリウス。 口は悪い。態度も悪い。王太子に注意されれば素直に頭を下げる。 どう考えても、嫌味な小物貴族です。 けれど戦場で、リリアを狙った凶刃の前へ彼が飛び出した時。 彼女は初めて、「平民」という言葉に込められていた本当の意味を知ることになる。 聖女だから大切にしてくれる王子様たちと、 平民だからこそ戦わせたくない、不器用なモブ貴族。 これは、聖女になった少女が、誰よりも分かりにくい男の本心に触れるまでの物語。

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小説を読もう2026/10/05
  • 現在の作品聖女になった私を王子様たちは大切にしてくれますが、「おい平民」と呼んでくる子爵家三男がどうしても気になります