あらすじ

「二度と俺の前に、その地味なツラを見せるな」 王太子に投げつけられた財布は、額に痣を残した。中身の金貨三枚は、半年後、卒業パーティーを見下ろす特等席に化けた。 今夜、あの男が婚約者の公爵令嬢を断罪するらしい。 手にはキャラメルポップコーンと冷えたシャンパン。もう顔色をうかがう必要もない。今日は思いきり笑って帰るつもりだ。 ところが、隣に座った見知らぬ美形と、妙に話が弾んでしまう。 「次に振り向いたら踏みますね」 「踏むな」 見ているのは、王太子の長すぎるマント。 悪口には付き合うくせに、私がされたことを話すと、この人は笑わない。 ……困った。断罪劇を見に来たのに、隣の人の顔まで気になってきた。

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小説を読もう2026/10/05
  • 現在の作品悪役令嬢の断罪劇、有料観覧席からポップコーン片手に見物してます