あらすじ
ある日、世界各地に謎の遺跡が現れた。
そこには5つの門があり、それぞれが異なるダンジョンにつながる入口だった。
人類は、ダンジョン内の資源、魔法アイテム、魔物の探索に熱狂した。
世はまさにダンジョン探索時代!!
「あなたはクビよ、トミカ」
突如突き付けられたクビ勧告!!
榊原トミカは10年もの間、真面目に働いてきた薬師だった。
それがギルド長の思い付きであっさりお払い箱に。
低ランクの生産職の再就職は厳しい。ポーションは販売権限が必要で勝手に売るのは犯罪だ。
どうするトミカ!?
もう30歳だぞトミカ!?
「もういっか、農園に住もう」
彼女が選んだのは、5つのダンジョンの一つ『緑のダンジョン』の中での自給自足のスローライフだった。
『緑のダンジョン』は凶悪な魔草がはびこるもっとも面倒なダンジョン。
もちろん人が暮らせる場所ではない。
そう、彼女はちょっとズレていた。
思い込みと勘違いと偶然が重なり危険を回避した彼女は、そこで仲良くなった魔草たちと、作物を育てたり、ポーションを作って能天気に暮らしていく。
しかし彼女は知らなかった。
魔草と共生することで、常に経験値を得続け、無自覚にS級並みのステータスを獲得していることに。
「なんか、最近疲れなくなったなぁ。さすが農耕民族の血だね。ああ、大自然、育み育まれ、大自然」
これは、高レベルに至れないはずの生産職でありながら、超越的ステータスを獲得し、調合不可能と言われた秘薬を量産してダンジョン界を変えていく魔女のお話。