あらすじ
県内屈指の強豪バスケットボール部で、1年生ながらエースを務める氷室柚葉(ひむろ ゆずは)。彼女は圧倒的なプレイスタイルと、誰とも群れないクールな態度から「氷の姫」と呼ばれていた。
図書委員で目立たない高校生活を送る主人公・遠野 健(とおの たける)は、実家が経営するコインランドリーの店番中、土砂降りの雨の中で駆け込んできた一人の女子高生と遭遇する。
大きめのスウェットに丸メガネ、無造作なお団子頭。そして、壊れた洗濯機への不満をコテコテの「博多弁」でこぼすその少女は、あの完璧なエース、氷室柚葉だった。
学校での姿と、私生活の無防備な素顔のギャップ。二人だけの「ひみつ」を共有した日から、交わるはずのなかった二人の青春が、少しずつ熱を帯びていく。