あらすじ

十二月の深夜、祭りの熱気をまとった若者が田舎道を歩き、ぽつんと灯る牛乳屋に辿り着く。 店主は驚きながらも慣れた様子でコーヒー牛乳を渡し、「飲んだら早く帰れ」と静かに告げる。 翌朝、配達の青年が縁台に残された瓶を見つける。 「今夜も来たんですか?」 店主は頷き、暗い道の向こうを長く見つめる。 十二月に夏祭り。 深夜にだけ現れる客。 線香の香りと読経の声の方へ歩いていく影。 土地の者は知っている。 彼がどこへ帰っていくのかを。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/10/04
  • 現在の作品夏祭り