あらすじ

「荷物は三つまで。今夜、ここを出よう」 家族に尽くしても、出来損ないと呼ばれる令嬢。 働いても自由になれない職人。娘を守るため、逃げることを選んだ母親。 王都の夜逃げ屋ミレイユは、そんな人々を、回収車や空樽に隠して運び出す。 剣の腕も、貴族の後ろ盾もない。頼るのは下調べと段取り、そして本人の「出たい」という意思だけ。 彼女が最初に逃がした令嬢の屋敷では、翌朝、誰も帳簿の続きが分からなくなっていた。 ところが、彼女の仕事に目をつけたのは、堅物の逃亡者追跡官カイン。 逃がす女と、追う男。相容れないはずの二人は、逃げた人を再び売り物にする仕組みに気づき、手を組むことになる。 捕まえるために伸びた手が、いつしか、帰りを待つ手に変わっていく。 それでも彼女は、誰かのものになるために生き方を変えたりしない。 これは、逃げた先の仕事も居場所も、自分で選び直す物語。 腕の立つ夜逃げ屋と不器用な追跡官の、お仕事と救出劇、ゆっくり育つ恋。 全50話・完結まで執筆済み。ハッピーエンドです。

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小説を読もう2026/10/05
  • 現在の作品今夜、あなたを逃がします。~虐げられた人を救う夜逃げ屋と、追うはずだった堅物追跡官~