あらすじ
わたくしのかわいいかわいい奴隷が優秀すぎる件について
剣だけは学園最強、書類は一枚も読まない第三王女ダイアナ。帳簿を片づけ事件を解くのは、最愛の両親から下賜された近侍ジョシュアだった。
実力主義を掲げる王立シンシア学園では、SSSからCまでのランクがすべてを決める。Cランクの生徒は、疑われた時点で「終わり」だ。
部費を着服した疑いで、山岳部のCランク四年生ヴィクラムが連行された。泣きついてきた妹マーサの前で、生徒会長ダイアナは聖剣に手をかけて宣言する。「その『終わり』とやらを決めたのは、誰?」
倉庫へ乗り込もうとする王女を止め、帳簿を開いたのは古代エルフのジョシュア。在庫はきっちりゼロ。合いすぎている。
解決するのはいつもジョシュアで、讃えられるのはいつもダイアナ。本人がどれだけ「わたくしの奴隷のおかげですわ!」と叫んでも、学園中が「ご謙遜を」と微笑むのだった。
※『僕が悪かったことにしてください――S級勇者パーティーを追放された荷物持ちの受難』から二十年後、同じ世界の後日譚です。本作だけでお読みいただけます。