あらすじ
――熊が走れば、雑魚が消える。熊が吠えれば、空から隕石が降る。
次世代VRハクスラゲーム《HUNDRED HEAVENS》。
不遇種族と笑われたバーバリアンを使い続け、誰も完成させなかった"熊"で世界ランキング1位に登りつめた男がいた。
ランキングが確定した夜、鐘の音とともに、彼はゲームとよく似た世界のバーバリアン部族の集落で目を覚ます。
名前はゲームと同じ《ヴァルク》。
けれどレベルは1、手にあるのは石斧一本。
そして、この世界の痛みは本物だった。
チュートリアルだったはずの闘技場では、本当に人が死ぬ。
死んだら、復活できる保証はどこにもない。
「俺はバーバリアンだから、難しいことは分からん」
そう言いながら、商人の嘘は全部見抜いている。
見た目は蛮族、頭の中は攻略Wiki。
仲間と共に、ヴァルクはもう一度、"あの熊"を一から作り直す。
目指すは全種族の悲願、百の異界の最果て――第100階層。
※ハクスラを知らなくても楽しめるように書いています。