あらすじ
周囲を墓地に囲まれた田舎の、真新しい新築一戸建てに引っ越してきた女子大生の「私」と家族。
引っ越して三ヶ月目の秋のある休日、近くの美しいイチョウの公園で、凄惨な猟奇殺人が発生する。
黄色い規制線の向こう、警察官たちが囁いた「例のシリアルキラー」という言葉。その瞬間、私の頭の中でいくつもの違和感が最悪の形のパズルとして繋がり始めた。
隣の家も、同じ時期に建つ真新しい新築。なのに、この三ヶ月間、隣人にはただの一度も会っていない。あいつは噂の立たない新築を選んで引っ越してきて、壁の向こうから盗聴器で私たちの生活音を盗み聞きしながら、次に殺す相手として、じっくり「吟味」していたのではないか――?
恐怖に気づいた時、すでに惨劇の幕は上がっていた。
1回目の世界と2回目の世界では、犠牲者が……
姿の見えないシリアルキラーの監視、仕掛けられた盗聴器、そして容赦なく繰り返される死のループ。
逃げ場のない墓地の中の新築で、私たちはこの終わらない絶望から生き延びることができるのか――?
夢の記憶から生まれた、息詰まる緊迫感で描くノンストップ・ループサスペンス!