あらすじ
秤の国の王女・シェイハが蜃気楼に消えた国の王子・アークとの婚約を破棄した日に、秤の時代が終わった。
幼い頃から婚約を結んでいた二人は、決して仲がいいとは言えない。婚礼式の前にシェイハは、友人とアークとの不貞を明かす手紙という最悪の贈り物をもらっていた。
シェイハが婚姻式を自らの手で破壊し婚約破棄を突きつけたことで、三国の均衡が崩れる。
最後の王女が国から消えた日、滅びたはずの国から蜃気楼が消え、閉ざされていた交易路が動き始めた----。
秤の王女と亡国の王子の婚約破棄は、いくつかの失恋をもたらし、新しい秤の時代が始まる。
「不仲」のデコイと、王女の継承の物語。