あらすじ
大和帝国の皇帝が崩御した。
皇帝は世継ぎとなる皇太子を決めておらず、六人の皇子と四人の皇女は世継ぎの座を巡り争い死んだ。
ただ一人、身分の低い側室の子として王宮を離れていた末の皇女と皇子が生き残り、皇子が帝位に就いた。
一生を平穏に生きたかった末の皇子は、最愛の妹を家臣に嫁がせた。
それから、数年後の新月の夜、降嫁した王女とその夫と娘が殺された。
悲しみに暮れる日まもなく、皇帝は新しい正室を迎えた。
さらに数年が過ぎた。
戦争が終わり、帰国した軍人・長谷川将弥は、一人の塢
令嬢と出逢う。
陰陽師を生業とする鳳家の一人娘・優花里に一目惚れした将弥は、鳳家に婚姻を申し込む。
数日後、将弥の屋敷に一人の美しい娘が嫁いでくるが、それは病弱な優花里の代わりに嫁がされた従妹・清華だった。
バレたら、ただじゃ済まない。
怯える清華に、将弥はとても優しくて。