あらすじ
王国最強の公爵が、私にだけは不器用すぎる。
家庭教師を終えて十年。三十一歳のオリヴィアのもとへ、元教え子フェリクスから「月謝」が届き続けている。
もう教えることなどないのに、今月は机の修繕代まで。
預かったお金を返そうと会いに行けば、食事に誘われ、休日まで一緒に過ごすことに。
立派な公爵になった二十七歳の彼が、私の返事ひとつで、こんなに嬉しそうな顔をするなんて。
恩返しだと思っていた。
けれど彼が会いたいのは、「先生」だけではないらしい。
もう一度、自分の名前で教壇に立ちたい私。
その願いを大切にしながら、少しずつ距離を縮めてくる彼。
月謝という口実がなくなったあと、二人はどんな約束を交わすのだろう。
年下公爵の一途な恋と、元家庭教師の仕事と恋の再出発。
全48話・完結まで執筆済み/恋愛相手は一人/ハッピーエンド。