あらすじ

私、神明唯(しんめい ゆい)には犬の言葉が聞こえる。たぶん。 表の顔は、ドッグトレーナーを目指す普通の女子高生。 裏の顔は、吹雪山の奥深くで「山犬の神」を代々祀ってきた血族の末裔。 深夜2時。 日常の制服を脱ぎ捨て、おばあちゃんから借りた古い軽トラを走らせる。 向かう先は、動物たちの命を預かる「せんねん動物愛護センター」。 そこは、無数の命がガス室で消える、血と絶望の染み付いた処刑場。 狼の血を引くハヤテとリク、白ギツネのミーコ、そして傷だらけの元闘犬・武蔵。 私は精鋭の「8つの影」を率いて、明日殺される死刑囚たちを救うために鉄の檻を解放した。 しかし、これはただの「動物との絆を描いた感動の物語」ではない。 人間に捨てられた獣たちの深い憎しみ。 山林をゴミ置き場のように踏み荒らす、傲慢なリゾート開発。 そして、聖域を徹底駆除するために飛ばされる、赤外線カメラ搭載のハイテクドローン。 人間のエゴを叩き潰すための、命がけのゲリラ戦が始まる。 ――境界線が完全に閉じられた街で、 心を閉ざし、ただのフリーターになった19歳の少女が回想する、 あまりにも冷徹で、血生臭いダークファンタジーの記録。

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カクヨム
カクヨム2026/10/04
  • 現在の作品『吠えろ!犬話者少女ゆい!』