あらすじ

誰にでも読めるのに、私だけに届く言葉——。 同じクラスの藤井くんは、数学に夢中で、ちょっと抜けている。 私のピアノを聴いてくれた放課後から、短いおしゃべりが楽しみになった。こっそり作っている曲も、彼に聴いてほしくなった。 「いい日にも、楽しいことがあった日と、なかった日があります」 それって、全部の日がそうじゃない? そんな「情報量ゼロ」の言葉を、ふたりで面白がっていた。 けれど、友達の打ち明け話と教室の噂で、いつものようには話せなくなってしまう。 そんなある日、藤井くんが黒板に書いたのは、ふたりで笑ったあの一文だった。 同じ教室にいる君と、もう一度話したい。 作りかけの曲と、まだ言葉にできない気持ちをめぐる、中学一年生の初恋の物語。

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小説を読もう2026/10/05
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