あらすじ
この世界には、能力が存在する。
人口の十割——つまり全員が何らかの異能を宿して生まれてくる世界だ。当然、その力は弱いものから強力なものまで十人十色。
そんな世界で、能力の公的な使用が認められ、何なら「より強い能力者」を露骨に欲しがる学校が存在した。
——『能力者育成学校』。
そこが、今日から俺……酒口進(さかぐち しん)の通う高校だ。
『受験時最強能力者』なんて大層な特待枠で入学を決めた俺だったが、ひとつだけ大きな問題があった。
俺はこの学校のルールも、どんな形式かも、何も知らなかったことだ