あらすじ

「正直に申し上げますと、導入した最初の月は、手間が増えます」 法人向け勤怠管理サービスの営業・桐生司は、 商品のメリットだけでなく、デメリットや導入後に残る手作業まで顧客に説明する。 合わない会社には、無理に売らない。 確認も多い。 商談にも時間がかかる。 顧客からの評判は悪くない。 だが、営業成績では同期の城崎怜に大きく差をつけられていた。 城崎は、相手が欲しいものを素早く整理し、 必要な情報だけを示して契約まで進める営業だ。 「そこまで言ったら、買えるものも買えなくなる」 その言葉を、桐生自身も完全には否定できなかった。 そんなある日、 以前、桐生が「今は導入しない方がいい」と伝えた会社から連絡が入る。 ――もう一度、相談したい。 売らなかった客が、なぜ戻ってきたのか。 数字には表れにくかった営業の価値が、 少しずつ形になり始める。

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カクヨム
カクヨム2026/10/04
  • 現在の作品「今は導入しない方がいい」と客に伝えた営業の俺、半年後「あなたに相談したい」と指名された